先進医療—日常診療へのアドバイス 特集
リプロダクションと凝固線溶系
妊娠と血液凝固因子
鈴木 重統
1
Shigenori Suzuki
1
1北海道大学医療技術短期大学部
pp.655-660
発行日 1986年9月10日
Published Date 1986/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207447
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凝固・線溶・キニン系は,いずれも多数の血漿蛋白質より構成される反応であるが,ひとたび活性化されると,生体に対して細胞障害,白血球遊走,止血血栓溶解などの多岐にわたる作用をおよぼすものである。
本稿では,Reproductionをめぐる問題をとりあげ,凝固因子とカリクレイン—キニン系(以下K-K系)の意義をのべてみようと思う。
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