講座 実地医家のためのホルモン講座
ホルモン療法の実際・5
思春期早発症,思春期遅発症の治療
植村 次雄
1
Tsuguo Uemura
1
1横浜市立大学医学部産婦人科学教室
pp.388-393
発行日 1986年5月10日
Published Date 1986/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207390
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
I.思春期早発症
思春期早発症とは一般に男子で9歳以前.女子で8歳以前に第二次性徴が発来するものをいう。女子の場合に思春期早発症の判定基準は表11)の如くである。
思存期早発症で最初にみられる所見は身長の急速な増加であり,それに続いて,乳房の発育,陰毛の発生が起こり,初潮をみるが,時に陰毛発生,初潮が初発することもある。
Copyright © 1986, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.