薬の臨床
新生児黄疸に関する研究—Xylitolの新生児黄疸に対する応用
舘野 政也
1,2
,
金城 国弘
1,2
,
草野 都美子
1,2
Masaya Tateno
1,2
1金沢大学医学部産科婦人科学教室
2富山県立中央病院産科婦人科
pp.615-619
発行日 1969年7月10日
Published Date 1969/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204071
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I.実験材料
実験材料は,当院で出生した健康成熟児で,未熟児や血液型不適合児を除き,その股静脈から厳重な注意のもとに採血し,血液検査実験に供した。われわれの測定した新生児黄疸の推移は,そのpeakが生後3〜4日目にあり,平均値で11.3mg/dlであり11),これはほぼ7日目まで持続し,以後消退していくことから,治療の対象として,われわれは総ビリルビン値が15rmg/dl以上を示した場合を選んだ。今回は15例を実験に供した。
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