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今月の特集 対比して学ぶエコー所見で鑑別に悩む疾患
子宮:子宮筋腫と子宮体癌(内膜癌)
Uterus: uterine myoma and endometrial cancer
丸山 憲一
1
1東邦大学医療センター大森病院臨床生理機能検査部
キーワード:
子宮筋腫
,
子宮体癌
,
内膜癌
,
子宮内膜
,
子宮留膿腫
,
ドプラ検査
Keyword:
子宮筋腫
,
子宮体癌
,
内膜癌
,
子宮内膜
,
子宮留膿腫
,
ドプラ検査
pp.42-47
発行日 2021年1月15日
Published Date 2021/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202544
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はじめに
一般的な子宮体癌(内膜癌)の診療の流れでは,産婦人科医が外来において施行する経腟エコーが中心となるが,経腹エコーでもある程度,良悪性の鑑別が可能である.経腹エコーによる検査では充満した膀胱を音響窓(アコースティックウインド)として行うのが理想とはされるが,膀胱が決して充満していない状態でも子宮が腫大していれば観察可能であることが多いため,積極的に下腹部の検査をすべきと思われる.
本稿では,経腹エコーにおける子宮筋腫と子宮体癌(内膜癌)の鑑別と注意点について解説する.
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