特集 ホルモン療法の使い分けと使用中・使用後のあるある
Ⅰ.生殖可能年齢の病態あるある
3.子宮筋腫に対するホルモン療法と筋腫のサイズ
鎌田 泰彦
1
1岡山大学病院周産母子センター
キーワード:
子宮筋腫
,
ホルモン療法
,
筋腫の増大
Keyword:
子宮筋腫
,
ホルモン療法
,
筋腫の増大
pp.983-988
発行日 2024年9月1日
Published Date 2024/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000845
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要旨
子宮筋腫は30代以降の女性の20~30%に認められるが,無症状から手術を要するものまで症状の程度は様々である.さらに年齢や挙児希望の有無により治療戦略も異なってくる.子宮筋腫に対するホルモン療法は,症状の改善と術前管理に大別される.治療に用いるホルモン製剤はそれぞれに一長一短があり,保険適用の問題もある.またエストロゲンだけでなくプロゲステロンも子宮筋腫の増殖に作用することに留意すべきである.
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