ヒューマンバイオロジー--臨床への展開 体外受精
体験を語る
血中ホルモン動態による採卵時期決定法について
水口 弘司
1
,
五来 逸雄
1
Hiroshi Minaguchi
1
,
Itsuo Gorai
1
1横浜市立大学医学部産婦人科学教室
pp.792-794
発行日 1985年10月10日
Published Date 1985/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207257
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体外受精・胚移植で最も重要なポイントはいかに多くの成熟卵を採取するかにある。採取された卵の数と成熟度がその後で操作,すなわち受精・分割・胚移植に大いに影響を及ぼすからである。採卵数増加の目的で種々の卵胞発育促進法があり,クロミッド—HMG法が最も繁用されている。採卵時期決定法には超音波による卵胞計測と血中・尿中ホルモン測定による内分泌学的検索とがある。われわれは自然排卵直前の成熟卵を採取する目的で排卵期前後で血中ホルモンを測定し,卵の成熟度・受精分割率を検討してみた。
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