今月の臨床 専攻医必携! 術中・術後トラブル対処法―予期せぬ合併症で慌てないために
生殖編
採卵
片桐 由起子
1,2
,
福田 雄介
1,2
1東邦大学医学部産科婦人科学講座
2東邦大学医療センター大森病院リプロダクションセンター
pp.648-653
発行日 2021年7月10日
Published Date 2021/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210445
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●採卵前には,骨盤腔内を観察し,子宮内膜症の併存や骨盤内炎症の既往など感染のハイリスク症例では,個別のリスク説明を実施しておく.
●採卵では,卵胞と超音波プローブの間の臓器介在を回避し,腟壁および卵巣表面の穿刺回数が最小限になるように心がける.
●採卵後には,全身状態を観察し,離院前に再度超音波による診察を行い,排尿状態を確認してから離院を認めることが望ましい.
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