明日への展開 ADVANCED TECHNOLOGY
II.生殖・内分泌
体外受精プログラム—その限界と問題点
鈴木 秋悦
1
,
遠藤 芳広
1
Shuetsu Suzuki
1
,
Yoshihiro Endo
1
1慶応義塾大学医学部産婦人科学教室
pp.264-267
発行日 1984年4月10日
Published Date 1984/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206971
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ヒトの体外受精,胚移植法(IVF-ET法)により英国で世界最初の体外受精児が誕生して以来,数年間が過ぎ,現在では約400例の体外受精児が生まれていると推定されている。その間に多くの臨床経験が積まれ,技術の向上とともに成功率も上昇しつつあるが,反面,IVFプログラムの限界,あるいは技術上,また倫理社会上の問題点が浮かび上がってきている。本稿では,現在のIVFプログラムの問題点について考察を加えてみたい。
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