明日への展開--ヒューマンバイオロジーの視点から 卵管
卵管上皮の超微形態
椹木 勇
1
,
田中 正明
1
,
寺西 二郎
1
,
森本 義晴
1
,
渋谷 嘉之
1
,
福永 正平
1
,
河田 泰彦
1
Isamu Sawaragi
1
1関西医科大学産婦人科学教室
pp.91-96
発行日 1984年2月10日
Published Date 1984/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206935
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卵管は,妊娠の成立のために,精子の上昇と卵の輸送という重要な役割を担っていると共に,腹腔内の異物を選択的に排出するという特異な機能を有している。したがってその形態には実に微妙な構築が見られるが,その上皮の構成をとり上げてみても,未だに十分解明されたとはいえない状態にある。本稿では,その幾つかの問題点を論じてみたい。
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