臨床医のプライマリ・ケア 産科診療における偶発合併症対策
妊娠継続の判断基準と継続後の具体的ケア—妊娠中毒症の場合
福田 透
1
,
飯沼 博朗
1
,
堀口 隆彦
1
,
北村 文明
1
Tōru Fukuda
1
1信州大学産科婦人科学教室
pp.679-683
発行日 1982年9月10日
Published Date 1982/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206682
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
今日,プライマリ・ケアと云う言葉は,一般臨床でも汎用され,その重要性についての認識も次第に深められつつある。しかし第一線における対応については救急医療と共になお多くの問題点が残されている。
幸い妊産婦については,わが国ではほとんどの症例は何等かの形で妊娠初期から指導管理を一応受けている。その点プライマリ・ケアの体制作りは整ってはいるが,他の分野と同様に改善すべき点が指摘されている。
Copyright © 1982, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.