指標
産婦人科と生殖免疫学
竹内 正七
1
Shoshichi Takeuchi
1
1新潟大学産科婦人科学教室
pp.549-555
発行日 1981年8月10日
Published Date 1981/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206465
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本学会〔第33回日産婦学術講演会(於新潟)〕の会長講演にこのテーマを選んだのは1)生殖免疫学は今やbreak-throughの時を迎えようとしていること,2)生殖免疫学は妊娠の生理・病理を考える上に無視できなくなってきていること,3)このbreak-throughにわれわれ新潟グループの研究が少しく貢献できる可能性にあると思われること,4)生殖免疫学は希望に満ちた研究領域であり,これからの研究者が,本当の意味で収穫のときを迎える可能性が強いと思われること,などであり,もう一つの理由として5)生殖免疫学は免疫学の進歩にささえられてこれまで発展してきたが,今度は生殖免疫学から免疫学に対して貢献できる可能性を持つようになってきたということなどが大きな理由としてあげられる。
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