Modern Therapy 不妊治療
当科における不妊症の治療成績—妊娠例の臨床的分析
前山 昌男
1
,
水元 淳一
1
,
松尾 勇
1
,
三森 寛幸
1
,
松浦 講平
1
,
林 泰雄
1
,
福島 泰斗
1
,
福間 啓造
1
Masao Maeyama
1
1熊本大学医学部産科婦人科学教室
pp.231-234
発行日 1980年3月10日
Published Date 1980/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206218
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不妊(症)とは,夫婦が挙児を希望するにもかかわらず,妊娠しない状態に対する呼称であるが,両性の配偶子形成およびその結合(授精),さらに着床にいたる過程のどこかに異常があって妊孕能が障害される一つの症候群と考えることができ,従って,その治療法や治療成績は原因によっておおいに異なる。今回,われわれは,不妊症の治療成績を向上させる,より有効な治療法を確立する目的で,外来患者について不妊症の原因と治療法,および治療成績をretrospectiveに検討した。
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