Japanese
English
臨床経験
当科における陳旧性アキレス腱断裂の治療成績
The Results of Surgical Treatment for Old Rupture of the Achilles Tendon
石田 直樹
1
,
斉田 通則
1
,
木村 長三
1
,
飯田 尚裕
1
Naoki Ishida
1
1釧路労災病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Kushiro Rousai Hospital
キーワード:
re-rupture
,
再断裂
,
Achilles tendon
,
アキレス腱
,
conservative treatment
,
保存的療法
Keyword:
re-rupture
,
再断裂
,
Achilles tendon
,
アキレス腱
,
conservative treatment
,
保存的療法
pp.921-923
発行日 2000年7月25日
Published Date 2000/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903048
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抄録:陳旧性アキレス腱断裂10例に対し,腱形成術を行い,良好な成績を得たので報告する.陳旧例の原因として,腱縫合術後の再断裂が5例と最も多く,保存的療法後3例,適切な診断の遅れが2例であった.手術法はLindholm法が8例,Kirchmayer法が1例,Kirchmayer法に足底筋腱をinterlacing surureし補強したのが1例である.術後の固定肢位および期間は,現在は膝関節30°屈曲,足関節20°底屈位にて膝上ギプスを3週間行い,その後足関節中間位にて,ヒール付き膝下歩行ギプス3週間の計6週間である.ギプス除去後,漸次荷重を増やし,9週で全荷重とした.合併症は,1例の表在性創感染と,1例でperoneal spastic flatfootとなったが,自己徒手矯正のみで改善した.術後平均9カ月で,全例正常歩行・疾走可能で日常生活上の問題も特になく,良好な成績を得た.
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