指標
子宮頸癌手術と尿管機能
東條 伸平
1
,
山下 澄雄
1
,
三浦 徹
1
,
西田 芳夫
1
Shimpei Tojo
1
1神戸大学医学部産科婦人科学教室
pp.597-604
発行日 1976年8月10日
Published Date 1976/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205452
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
子宮頸癌根治手術(根治手術)に伴う尿路系障害のうち,患者の予後に大きな影響をあたえるのは腎機能の可否である。根治手術にて癌巣が完全に除去されても,腎機能が廃絶すれば尿毒症を起こして患者は死に至るから,手術に際して腎不全を惹起する上部尿路の機能低下こそ,尿路系障害のなかでも重大な意義をもつものとして,著者らは8年前より「根治手術による尿管の機能低下」をテーマとして,下記のごときスケジュールで研究をすすめてきた。
Copyright © 1976, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.