薬の臨床
Bleomycin局所注射による子宮頸癌の治療成績—第1報
武内 久仁生
1
,
三浦 徹
1
,
吉田 利治
1
,
古結 一郎
1
,
谷 立夫
1
1兵庫県立病院がんセンター,婦人科
pp.457-466
発行日 1972年5月10日
Published Date 1972/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204614
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まえがき
1962年梅沢らにより発見された新抗生物質Bleomycin(BLM)は抗癌作用もあることが判明し,市川らにより臨床研究が行なわれ,陰茎癌に著効のあることがわかり,次で各種扁平上皮癌に対し秀れた効果のあることが報告されている。
しかし婦人科領域にては子宮頸部,腟,外陰の原発癌の多くが扁平上皮癌であるにかかわらず,臨床治験例が少なく現在治療が試みはじめられたところである。
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