薬の臨床
腟トリコモナス症に対するTinidazole 1回投与法の検討
国井 勝昭
1
,
国井 兵太郎
1
,
斎藤 忠明
1
Katsuaki Kunii
1
1国井産婦人科病院
pp.237-240
発行日 1976年3月10日
Published Date 1976/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205393
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腟トリコモナス症の治療に関しては,従来のMetro—nidazole,また,最近開発されたTinidazoleにより,ほとんど100%に近い治療効果が得られている。しかし,この成績は,内服薬を7〜10日(配偶者にも同量)投与し,場合により,局所療法7〜14日の併用を行なつて(いわゆる3者併用療法)得られたものである。この上は,治療法がさらに簡素化されることが望ましいわけであるが,このたび,われわれは,Pfizer社よりTini—dazoleの提供を受け,本剤1回投与(内服)による効果を臨床的に検討したのでその成績を報告する。
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