特集 産婦人科手術のポイント
VI.手術手技--産科
胞状奇胎の手術
相馬 広明
1
1東京医科大
pp.1012-1013
発行日 1975年12月10日
Published Date 1975/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205317
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胞状奇胎の診断が下されると,奇胎内容を早急に除去しなければならないが,中には胞状奇胎の確診のつかないまま,不全流産などの診断で子宮内容除去術を行ない,内容物に奇胎嚢胞を発見して始めて胞状奇胎と診断する場合もある。ことに胞状奇胎患者は妊娠中毒症症状を呈することが多いので,胞状奇胎の除去手術に当つては,その点の留意が肝心であるが,いずれの場合にも奇胎除去後の引続いての術後管理が大切であることはいうまでもない。
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