総合講座 産婦人科と肝機能
術後肝機能障害の診断と治療
鈴木 雅洲
1
,
五十嵐 彰
1
,
渡辺 正昭
1
Masakuni Suzuki
1
1東北大学医学部産科婦人科学教室
pp.523-528
発行日 1974年8月10日
Published Date 1974/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205061
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手術侵襲,麻酔剤および術前術後の治療(輸血および各種薬剤投与など)が肝に対していかなる影響を与えるかは,古くて新しい問題である。
第二次大戦後,大量輸血,大量補液療法が開発され,さらに抗生物質の開発,麻酔学の進歩などによつて,以前にはとうてい不可能と考えられていた手術も可能となつたのであるが,反面,これら新しい技術の開発,治療法の進歩によつていわゆるIatrogenic diseaseが登場してきているのもまた事実である。
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