解説講座
産婦人科医のための奇形学の基礎知識
西村 秀雄
1
Hideo Nishimura
1
1京都大学医学部解剖学教室
pp.675-679
発行日 1973年8月10日
Published Date 1973/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204864
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Ⅰ.定義
奇形とは生下時に認められる,または潜在する身体構造上偏倚した発育状態の総称で,少数者のみに認められる。変異は一般に連続的で正常範囲に属するもので,奇形は不連続な偏倚にあたる。先天異常とは奇形のみならず機能や代謝異常をも包括するものである。
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