特集 ここまでできる! 産婦人科外来での排尿障害診療
総論
2.下部尿路診療の基礎知識―産婦人科医のために―
中田 真木
1
M. Nakata
1
1三井記念病院産婦人科
pp.99-107
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003724
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下部尿路には骨盤底と内性器の病態が影響を及ぼすため,下部尿路症状(LUTS)の成り立ちには性差が大きい。女性のLUTSには,子宮増大,骨盤底弛緩(腹圧性尿失禁や骨盤臓器脱),萎縮性腟炎(GSM)など女性特有の骨盤底と内性器の病態が関与する。産婦人科医による下部尿路診療は日本において歴史が浅く,良性婦人科疾患がLUTSを発症させることやそのメカニズムについては十分に知られていない。人口の高齢化につれ,婦人科疾患の症候としてのLUTSに産婦人科の立場で対応することが今後求められる。

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