特集 日常診療上の狙いと盲点・I
産科病棟医として
新生児室勤務医
安達 寿夫
1
Toshio Adachi
1
1東北大学医学部産婦人科学教室
pp.300-302
発行日 1973年4月10日
Published Date 1973/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204805
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産婦人科の初期研修生(卒後2年間)にとつてまず第一の関心は,産婦人科のもつとも一般的な基礎技術である単純子宮全剔出術や帝王切開術および骨盤位牽出術などの修練にあつて,ほとんど大半が正常経過をたどる新生児に関心をもつのは3年以後の後期研修に入つてからであることが多い。
この時期はちようど産婦人科臨床の基本的なことに一通りの知識を習得して,はじめて予後について関心をもちはじめる頃でもあり,また自身が立合つた分娩で出生した新生児について予後の点で他科から連絡があつたりするころでもある。
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