特集 日常診療上の狙いと盲点・I
産科病棟医として
産科病棟医
新井 正夫
1
Masao Arai
1
1北里大学医学部産婦人科学教室
pp.296-300
発行日 1973年4月10日
Published Date 1973/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204804
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産婦人科専門医としては基礎・臨床医学を統合した理解力をもつて患者中心の医療に貢献する自覚が必要である。専門的知識と技術を得るために自から進んで積極的な意欲といつでも「何故か」という疑問符を持ち自からを問いただす姿勢が望まれる。また検査・治療などの進歩を消化するだけの能力と習性を養なわなければならない。
医学の生涯教育が叫ばれる時,よりよい医療を行なうために卒後教育の第一歩を踏み出した産科病棟医にとつて,日常診療上遭遇し見逃しやすい点につき言及し研修の一助になれば幸いである。
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