特集 妊娠と合併症
合併症妊婦からの児の取り扱い
武田 佳彦
1
,
吉岡 保
1
Yoshihiko Takeda
1
,
Tamotsu Yoshioka
1
1岡山大学医学部産婦人科学教室
pp.869-876
発行日 1972年10月10日
Published Date 1972/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204688
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はじめに
合併症を有する妊婦の取り扱いは非常に慎重であらねばならず,疾患によつては特徴的な新生児期の異常がみられることがある。
主たる合併症としては,感染症(梅毒,ウイルス性疾患,トキソプラズマ症,結核),血液疾患(貧血,白血病,特発性血小板減少症,Rh陰性)内分泌疾患 (甲状腺疾患,糖尿病),重症筋無力症,高血圧症,心疾患,薬物の影響などが代表的なものである。
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