研究
血清学的妊娠反応に及ぼす検体保存の影響の検討(第1報)
稲冨 道治
1
,
街風 喜雄
1
,
徐 慶一郎
2
Michiharu Inatomi
1
,
Yoshio Tsumuji
1
,
Keiichiro Jo
2
1関東逓信病院産婦人科
2関東逓信病院第1臨床検査科
pp.725-728
発行日 1972年8月10日
Published Date 1972/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204663
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序言
免疫学的原理に基き尿中の絨毛性ゴナドトロピンを検出する血清学的妊娠反応は,1960年,Wide,Gemzelleらの手になり,その簡易,迅速性と充分な信頼度の故に,妊娠の補助診断として今日広く普及している。
日常われわれが血清学的妊娠反応を実施する際に,種々の事情,たとえば臨床検査室の検査日とか,患者の都合などで,必ずしも採尿後速やかに実施し得ないことのあるのは,しばしば経験するところである。
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