増刊号 顕微鏡検査のコツ―臨床に役立つ形態学
III 一般検査
総論
4 検体保存の影響
検体保存の影響
田中 雅美
1
,
宿谷 賢一
1
,
下澤 達雄
1
1東京大学医学部附属病院検査部
pp.1019-1022
発行日 2009年9月15日
Published Date 2009/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543102574
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はじめに
尿,髄液,便検査は,採取後速やかに検査することが望ましい.しかし,やむなく検体を保存する場合は検査に適した保存方法を行い,また時間経過による有形成分の形態変化の特徴を把握したうえで検査を行う必要がある.
今回は尿沈渣検査,髄液細胞数検査,便中の寄生虫検査の検体保存における検査結果の影響について述べる.
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