連載講座
産婦人科領域におけるホルモン療法(8)—乳汁分泌,避妊をめぐつて
橋口 精範
1
Akinori Hashiguchi
1
1東京医科歯科大学産婦人科
pp.869-870
発行日 1971年8月10日
Published Date 1971/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204478
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I.乳汁分泌をめぐつて
1.乳汁分泌不全
1)乳汁分泌
分娩後,数日以内に母乳は分泌されてくるものである。
しかし,乳汁分泌の機構からみても,先ず児が乳頭に吸引するという刺激が必要であり,その上,睡眠や栄養を充分にとり,精神的な安定をはかつておくという一般的注意と,必要に応じてのマッサージをしたり,適正な授乳法という工夫がはらわれる必要がある。
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