研究
免疫学的妊娠診断法Pregnosticon all-in testならびにPregnosticon planotestに関する臨床的検討
長峰 敏治
1
,
亀森 英武
1
,
山岸 敏浩
1
Toshiharu Nagamine
1
1順天堂大学医学部産婦人科学教室
pp.365-369
発行日 1971年4月10日
Published Date 1971/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204397
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
絨毛性性腺刺激ホルモン(以下HCG)の検出による妊娠診断は,まず生物学的方法により行なわれたが,免疫学的方法によつても充分信頼しうる結果のえられることが判つてからは1〜3),種々の診断用キットの開発と相俟つて専ら利用されるようになつた4,5)。生物学的方法に比較し免疫学的方法は操作が簡易ではあるが,日常の臨床検査法としては正確度の損われない限り,更に容易なものが望まれる。今回はそのような試みの1つとして,試薬の全てを1つのアンプルに収めたPregnosticonall-in test,ならびにスライド上で反応を行ない判定までの時間の短縮をはかったPregnosticon planotestについて臨床的検討を行なう機会をえたので報告する。
Copyright © 1971, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.