研究
新ガラス板免疫学的妊娠反応—Pregnosticon-Planotestの臨床検査成績
松浦 鉄也
1
,
野中 武
1
Tetsuya Matsuura
1
1松浦病院
pp.475-478
発行日 1967年6月10日
Published Date 1967/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203715
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はじめに
近年,妊娠の早期診断法として動物を使用しない,いわゆる血清学的妊娠診断法が登場し,その操作が簡便なこと,試験管内で容易に妊娠の有無が判定できることなどから,臨床的に非常に価値あるものとして注目されてきている。しかし,なお判定までに数時間を要したり,試験管,ピペット,スタンドなどの器具を必要とすることなどから,その実施にあたつてはさらに簡便な方法の出現が期待された。その後硝子板上の凝集によつて判定する迅速法が出現したが,その判定法の難易をめぐつて種々の論議がかわされている段階である。
ここにPregnosticon Planotestが迅速,簡便,確実性を有するものとして製造されるに至つた。
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