薬の臨床
Slide immunological pregnancy testの定量的臨床応用—Pregnosticon-Plano-testを用いて
大塚 晴久
1
,
大久保 典義
1
,
長岡 成郎
1
Haruhisa Ohtsuka
1
1都立府中病院産婦人科
pp.1027-1030
発行日 1970年11月10日
Published Date 1970/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204308
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はじめに
1900年代初めにして,すでにLiepmann1)は免疫学的妊娠反応を試みている。胎盤抽出物を用いて家兎を免疫し,さらにその免疫抗体を正常婦人血清でもつて吸収するいわゆる人絨毛性Gonadotropin (以下HCG)以外の物質の除外に努めたが,なおその抗体を用いて妊娠反応とするには類似反応がきわめて多かつた。
1927年,AscheimとZondek2)は血清中Gonadotro-pinと尿中Gonadotropinの平衡関係に気づき尿を被検材料とする生物学的反応を発展させた。
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