特集 免疫に関する問題点
免疫学的妊娠反応
長峰 敏治
1
Toshiharu Nagamine
1
1順天堂大学医学部産科婦人科学教室
pp.297-303
発行日 1969年4月10日
Published Date 1969/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204021
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妊娠反応には純度の高いHCGが得られるようになつてから,免疫学的方法が試みられるようになり1〜3),中でも主としてWide, Gemzellの赤血球凝集抑制反応(HIR)を用いる方法を応用した種々の妊娠診断薬の開発と相まつて,現在では臨床的に広く利用されるに至つている4)。
現今における免疫学的妊娠反応の問題点は,HCGの定量的検索の臨床面への応用にあると考えられるが,定性の問題についても一部触れ,HCGのradioimmunoassayについても述べることとする。
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