シンポジウム 帝王切開術
帝切児の予後
中嶋 唯夫
1
1日本赤十字社本部産院
pp.664-668
発行日 1969年8月10日
Published Date 1969/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204078
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帝切児の予後について話をせよという御下命を司会の大川教授からいただいたのでありますが,新生児期には新生児なりの,あるいは未熟児であれば未熟児なりの病態生理というものもありますし,そういつた面から帝王切開児の病態生理というものがまた違うのだ,というような報告もありますが,私はさほど深く突込んでおりません。したがいまして当院の症例につき統計のうえで御話申し上げ,責を果たしたいと存じます。
ところで当院におきまして実施いたしました昭和11年から40年までの総分娩数と帝切数,周産期死亡率を表1として示しました。
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