シンポジウム 帝王切開術
帝切母体の予後
新井 正夫
1
1慶応義塾大学
pp.658-663
発行日 1969年8月10日
Published Date 1969/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204077
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昭和37年の春の学会総会におきまして,帝王切開のシンポジウムが行なわれ,慶応からは野嶽教授が教室の実態報告と論旨を報告いたしまして非常に学界に強い印象と波紋を投げかけました。教室においても産科学そのものを見きわめ,再検討し,将来の目標についての示唆が一応得られたと思います。そのとき司会者であられた東大の小林教授が数年後に同じテーマで議論されることを期待されて,シンポジウムを閉じられました。本日大川教授が当地方部会のシンポジウムにこの問題を取り上げられて,特に帝切後の母体の予後に対する発表の機会を与えられました光栄に対して,深甚なる謝意を表します。
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