今月の臨床 —リニューアル—帝王切開
ハイリスク帝切
1.早産の帝切
中田 真一
1
,
松尾 重樹
1
,
山本 久美夫
1
,
松本 雅彦
1
1大阪市立総合医療センター産婦人科
pp.1248-1250
発行日 1999年10月10日
Published Date 1999/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903791
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近年,新生児医療の進歩に伴い,未熟児,とくに1,500g未満の極低出生体重児や1,000g未満の超低出生体重児でさえその予後は飛躍的に改善されてきている.われわれ産科医としても,このようなやむなく早産として出産させざるを得ない児をいかにストレスのないよい状態で分娩させるかが重大な課題となっている.早産における帝王切開は増加傾向にあるが,ここではとくに妊娠中期における帝王切開の問題点を整理し,手術時における児へのストレス軽減の工夫について若干述べてみたい.
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