症例
Craniopharyngiomaと妊娠—興味ある1症例と綜説
村国 茂
1
,
伊藤 博之
1
Shigeru Murakuni
1
1聖路加国際病院産婦人科
pp.485-489
発行日 1967年6月10日
Published Date 1967/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203717
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はじめに
先天性頭蓋内腫瘍のうちCraniopharyngiomaはその発生機転においてもまた分類,名称の面からも多くの問題がある腫瘍である。
発生頻度は全頭蓋内腫瘍に対する100分率は諸家により一定しないが,大体1.8〜7.5%位の範囲と思われる。発生年齢も一般に小児期に多く10〜15才がピークである。この腫瘍はその発生部位から想像されるようにその多彩な臨床症状により多くの興味ある症例を生みだす。
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