特集 新生児の臨床検査
新生児黄疸の簡易検査と血清ビリルビン定量法
藤井 とし
1
Toshi Fujii
1
1都立築地産院
pp.881-886
発行日 1966年11月10日
Published Date 1966/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203585
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はじめに
血清ビリルビン値,ビリルビン分画の測定は,新生児期の黄疸の鑑別診断となり治療の指針となる。すなわち新生児溶血性疾患,特発生高ビリルビン血症の際,正しく測定された血清ビリルビルン値により交換輸血の適応が決定されるので非常に重要な指標である。またビリルビン分画を知ることは核黄疸の診断の助けとなり,非閉塞型黄疸と閉塞型黄疸の鑑別診断にはかかせぬものである。
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