特集 新生児の臨床検査
血液型ならびに同種免疫
白川 光一
1
Koichi Shirakawa
1
1九州大学医学部産婦人科教室
pp.875-880
発行日 1966年11月10日
Published Date 1966/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203584
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はじめに
新生児の血液型,同種免疫に関する臨床検査といえば新生児溶血性疾患(胎児赤芽球症) hemoly—tic disease of the newborn,Morbus hemoly—ticus neonatorum (Erythroblastosis fetalis)に尽きるといつて過言ではないが,本症発生の第一条件は母児間血液型不適合の存在である。したがつて単に新生児についてのみならず両親についても,なるべくは分娩前から諸種の血清学的検査を施行することが必要である。
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