講座 先天性異常の早期診断とその処置・1
先天異常の種類,原因および頻度について
大国 真彦
1
Masahiko Okuni
1
1日本大学医学部小児科学教室
pp.361-364
発行日 1966年5月10日
Published Date 1966/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203474
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先天性異常は幼児期より新生児期を通じてその死因の大きな部分をしめているが早期に診断して適正な治療を行なえば,正常児として生き得るものも少なくない。そのためには,産婦人科,小児科,外科学等のそれぞれの領城からの高度の専門的診療と,しかもこれら3科の緊密な相互連絡を必要とする。この意味で,今般日本大学の産婦人科,小児科,外科の各教室の協力を得て先天性異常の早期診断とその処置についての連載講座の運びとなつた。内容は,先天異常の種類,頻度,さらに早期診断のポイントからその処置,治療にまでおよぶものである。本講座が読者諸賢の日常診療に役立つことを祈つてやまない。
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