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特集 ホルモン療法
不妊症に対するホルモン療法
Hormone therapy for sterility
坂倉 啓夫
1
Yoshio Sakakura
1
1慶応大学
pp.415-419
発行日 1965年6月10日
Published Date 1965/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203276
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女性不妊について
I.性周期異常
1.無排卵,無月経
性周期は,卵巣を中心として考えると,これを支配している下垂体,その上位にある間脳からなる間脳一下垂体一卵巣系により支配されている。したがつてこの系の何れにでも障害があれば,性周期はもちろん,排卵にも影響がある。しかも,この系はさらにこれを囲む種々の因子によっても影響をうけることになる。これを模式化すると下図のようである(第1図)。
そこで現在行なわれている主な方法を列挙すれば次のとおりである。
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