Japanese
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薬剤・3
後期妊娠中毒症治療に使用した抗Aldosterone剤Triamterine (Diucelpin)の臨床成績
Clinical experience with anti-Aldosterone Triamterine "Diucelpin" in toxesmias of late pregnancy
上野 雅清
1
,
森 操七郎
1
Masakiyo Ueno
1
1順天堂大学産婦人科学教室
pp.907-912
発行日 1963年11月10日
Published Date 1963/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202930
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Ⅰ.緒言
ここ数年来,妊娠中毒症の治療剤として,降圧利尿作用を有するBenzothiadiazine系薬剤が広く使用されているが,この薬剤には長期投与により低カリウム血症をひきおこすおそれがあることは衆知のところである。
内科領域では,浮腫および高血圧の治療にBen—zothiadiazine系薬剤のほか,Steroid系抗Al—dosterone剤のSpirolactoneも使用されているが,Steroidによる副作用の問題もあつて産科領域ではほとんど使用されていないようである。
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