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薬剤・2
性器出血に対するε—アミノカプロン酸(イプシロン錠)の止血効果について(Ⅱ)
Hemostyptic effects of ε-Aminocaproic acid "Ipsilon" on genital hemorrhage
奥山 通雄
1
,
沢山 興
1
,
内田 千吉
1
Michio Okuyama
1
1大阪鉄道病院産婦人科
pp.903-906
発行日 1963年11月10日
Published Date 1963/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202929
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緒言
不正性器出血は,女性にとつてきわめて不安の大きいものであり,われわれ臨床医家にとつては,1日も早く,この不安を取りのぞいてやりたい思いに駆り立てられることが,日常しばしばである。したがつて早期にしかも十分にその原因を探索し,適切な治療を加えることは誠に当をえた方法であるが,一般外来診療において短時日の間に詳細な検索は,事実上困難な場合が多い。
子宮内膜組織検査は,性器出血の原因を知る上にきわめて重要な手段の一つであり,時に適切な治療指針を与えてくれるものである。
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