Japanese
English
研究 Clinical Research
月経開始時刻・陣痛発来時刻ならびに娩出時刻の相関
The relations of the time of onset of menstruation and pains to that of onset of delivery
小川 玄一
1
,
木村 利夫
1
Genichi Ogawa
1
1北海道大学医学部産婦人科学教室
pp.595-597
発行日 1963年7月10日
Published Date 1963/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202856
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まえがき
月経は卵の未受精にもとづく黄体機能の衰徴,いいかえれば卵巣ホルモンの消褪過程の結果として惹起されるといわれているが,また古来より,月経は受胎せざる卵の流産であるといわれている。また分娩は生理的な妊娠中絶であるともいわれている。このような表現はともに婦人生理の真実の姿を表わしているように思われる。このことは分娩は月経の拡張概念として考えられ,両者の間に何らかの相関性が推察される。
この立場から,われわれは陣痛発来時刻,娩出時刻ならびに月経開始時刻のそれぞれの相関性について,主として分布曲線の相似性について検索を試みた。
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