Japanese
English
臨床と薬剤 薬剤・1
更年期障害のPrednisolone,Vitamin C併用療法について
Combined use of Prednisolone and vitamin C in the treatment of crimacteric disorders
唐沢 陽介
1
,
塚田 正
1
Yosuke Karasawa
1
1東京大学医学部産科婦人科学教室
pp.159-163
発行日 1963年2月10日
Published Date 1963/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202755
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はしがき
更年期障害とは,40才ないし50才の婦人において,10〜20%ぐらい見られるもので,いわゆるSubclinicalな症候群であつてこれは一般に性周期の停止より約2カ年以前に起るとされている。
その主訴とするところは,自律神経失調の症候であり,多くの学者,たとえばMeyer (1953),Schellong (1955)らは,これらを3〜4の群に分けて考えている。すなわち,(1)血管運動神経症状,(2)精神神経症状,(3)内分泌症状(副腎皮質機能の低下によるものが多いと考えられる),(4)性周期の異常などである。
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