Japanese
English
臨床と薬剤 唾液pH
産婦人科領域における唾液pHについて(4)—新生児唾液pHおよび婦人科手術前後の唾液pHの変動
Saliva pH in obstetrics and gynecology (4) Saliva pH of newborn infant and changes in saliva pH before and after gynecological surgery
小坂 清石
1
,
渡辺 友夫
1
,
星野 茂夫
1
,
本多 啓
1
Kiyoshi Kosaka
1
1新潟大学医学部産婦人科教室
pp.59-61
発行日 1963年1月10日
Published Date 1963/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202739
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
緒言
先にわれわれは第1報1)として産婦の唾液pHが分娩の経過とともに変動してゆくことを報告し,第2報2)では,妊婦の平均唾液pHおよびその年齢,経産回数,妊娠月数との関係について調査し,唾液pHが妊娠補助診断法として臨床的に簡単かつ有用なものであることを報告し,さらに第3報3)として,子宮頚癌照射患者の照射前後における全身的な疲労度を知る一端として唾液pHを測定して報告した。
今回も前回と同じ方法により,新生児の唾液pHについて,その生後日数別変動ならびに体重別による差異を調査し,さらに婦人科手術患者の手術前後における唾液pHの変化を追求したのでここに報告する。
Copyright © 1963, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.