Japanese
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臨床研究
産婦人科領域に於ける唾液pHについて(3)—Ⅲ.子宮癌放射線療法と唾液pH
Saliva pH in obstetrics and gynecology (Part 3)
小坂 清石
1
,
岩本 和雄
1
,
渡辺 友夫
1
,
本多 啓
1
,
星野 茂夫
1
Kiyoisi Kosaka
1
1新潟大学医学部産婦人科教室
pp.657-659
発行日 1960年7月10日
Published Date 1960/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202240
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Ⅰ.緒言
先にわれわれは第1報1)として産婦の唾液pHを調べ,それが分娩の経過につれ変動し,その変動は主として疲労によるものであることを報告し,第2報2)にては,妊娠の平均唾液pH,及びその年齢,及び経産回数,妊娠月数との関係について測定し,唾液pHは妊娠補助診断法として臨床的に簡便で,且つ,推奨に足るものであるということを報告した。
今回も前回と同じ方法により子宮癌放射線療法を行つた患者の唾液pHを調査し,若干の知見を得たので報告する。
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