Japanese
English
病例報告
絨毛癌(Choriocarcinoma)4例の治療及び剖検について
On the treatment and autopsy of choriocarcinoma in four cases
斎藤 幹
1
,
新井 大作
1
,
八尾 十三
1
,
鈴木 一男
1
,
岡 俊勝
1
,
平野 俊雄
1
,
助川 幡夫
1
,
平川 浩一
1
,
清水 清美
1
,
菅 恭平
1
,
毛受 松寿
2
,
丹下 穹
2
,
松田 信良
2
,
鈴木 啓央
2
,
高橋 登
3
,
鈴木 恒道
3
,
畠山 茂
3
,
島津 フミヨ
4
Motoi Saito
1
1東京医科歯科大学産婦人科学教室
2東京医科歯科大学外科学教室
3東京医科歯科大学病理学教室
4東京女子医科大学放射線科学教室
pp.807-817
発行日 1959年9月10日
Published Date 1959/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202033
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I.緒言
絨毛癌(Choriocarcinoma)が狭義の悪性絨毛上皮腫を意味することは明らかである。Hertig,Novak,Dilworthらによれば絨毛癌は甚だ悪性で子宮剔出,ラ.レ線照射などの治療が加えられても之の予后は甚だ不良であるとされている。
著者らは最近4例の絨毛癌に対し夫々異つた治療を行う機会をえたが,結局3例は死亡するに至つた。以下に治療及び剖検所見を中心としてこれら症例について述べ考案を加えてみたい。
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