Japanese
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薬剤の臨床
Parahydroxy propiophenoneについての実験的検討
Experimental Studies on Parahydroxy propiophenone
八尾 十三
1
,
征矢 嘉行
1
,
岡本 良平
1
,
熊坂 高弘
1
,
助川 幡夫
1
,
山上 徳司
1
Juzo Yao
1
1東京医科歯科大学医学部産婦人科学教室
pp.679-685
発行日 1959年8月10日
Published Date 1959/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202012
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Ⅰ.緒言
Lacassagne,Buu-Hoi等1)により合成されたParahydroxy propiophenone (P.H.P.)はDiethylstilbestrolの1/2に相当する分子構造を有しているが,末梢Estrogen作用が非常に少く,下垂体前葉を抑制する傾向があるとして多くの期待をもたれて登場した合成剤であり,わが国でも既に幾つかの紹介がなされている。然し乍ら此れ迄の報告をみると臨床的には種々の有効性がある事を認めているものが多いのであるが,末梢Estrogen作用,下垂体抑制等の点に関しては,異論もあり,未だその作用機転は明らかでない。本稿ではGonadotropin放出の抑制に関する問題を検討する。
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