Japanese
English
症例報告
子癇発作後の1340g早産未熟児哺育例
A case of successful feeding of 1340g premature infant born of an eclamptic mother
橋口 精範
1
,
征矢 嘉行
1
,
山上 徳司
1
Akinori Hashiguchi
1
1東京医科歯科大学医学部産婦人科学教室
pp.917-922
発行日 1959年10月10日
Published Date 1959/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202053
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Ⅰ.はしがき
妊娠時に子癇をおこした場合は,母体の死亡率も少くなく,一方胎児も妊娠時の子宮内死亡及び娩出後の生育不能児の出現も少くないといわれている。
私共は子癇発作をおこして入院してきた妊娠8ヵ月の妊婦が,治療を行つておつたところ,入院後1週間にして分娩にいたり,しかもその新生児が生下時体重1340gという未熟児の例に遭遇し哺育したのでここに報告する。
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