Japanese
English
原著
両性混合Hormone depotの臨床的検討
Clinical evaluations of combined male and female sex hormone depot
八尾 十三
1
,
征矢 嘉行
1
,
本阿彌 省三
1
Juzo Yao
1
1東京医科歯科大学産婦人科教室
pp.819-823
発行日 1956年12月10日
Published Date 1956/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201455
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従来更年期障碍に対しては,Estrogen療法が行われ,良く反応することが知られていたが,子宮内膜の増殖に伴う子宮出血等のいくつかの好ましくない副作用がみられていた。処が近時Geist等1)(1941)はEstrogen-Androgen therapieが,Es-trogen therapieに優るということを提唱して以来,Greenblatt2),Glass3),Newman4)等は追試して混合剤の優秀性を確認し,両性混合Hormone製剤は次第に広く用いられるに到つた。然しそのDepot剤については未だ日浅く,Frank5)(1954),Boshann&Geese6)(1954)等の報告,及び本邦では貴家7)(1955),織田8)(1955),伊藤9)(1956)等の報告があるにすぎず,未だその検討は充分に行われていない。
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