Japanese
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薬剤の臨床
子宮癌患者に及ぼす抗癌剤の影響—Carzinophilinについて
Influences of Anticancer Agents upon Uterine Cancer Patients
沢崎 千秋
1
,
徳田 源市
1
,
高井 一知
1
,
青地 冨喜子
1
,
井上 薫
1
,
青木 康
1
Chiaki Sawasaki
1
1京都府立医科大学産婦人科学教室
pp.175-182
発行日 1958年3月10日
Published Date 1958/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201720
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Ⅰ.まえがき
われわれは先に子宮癌患者の代謝及びこれに及ぼすNitrominの影響を発表した1)。今回は,Carzinophilin(Carp)による影響について述べる。Nitrominの様にRadiomimeticに作用する薬剤と,Carpの様な抗癌性抗生物質とが生体の代謝に及ぼす影響についてどのような相違を示すかをしらべることは興味あることである。
この見地から以下両剤の作用機序を比較検討するが,例数が少ないので,個体差の影響も大きいことも考慮に入れて判断しなければならない。
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