Japanese
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薬剤の臨床
腹水を伴える女性性器癌に対するCarzinophilinの使用経験
Experience on treatment of female genital cancer complicated by ascites with Carzinophilin
藤井 吉助
1
,
武田 重三
1
,
張 南薫
1
,
松田 英弌
1
Yoshisuke Fujii
1
1昭和医科大学産科婦人科学教室
pp.323-327
発行日 1959年4月10日
Published Date 1959/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201937
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まえがき
手術不能の癌或いは手術後再発した癌,転移癌等に対しては放射線療法の他に近年新しい抗腫瘍性物質が登場しこれら癌の治療に新分野を拓きつっある。
そのうちCarzinophilin (以下C.P.)は秦博士等1)がStreptomyces sahachiroiの培養炉液から精製した抗腫瘍性物質で,悪性腫瘍に有効である事が報告されている。われわれは本剤を腹水を高度に伴える女性性器癌に大量に使用し,好い結果を得た2例を報告する。
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